べに山桜の旅

平成二十七年やまつ辻田二十選べに山桜の旅三十五
  【平成二十八年二月】
 

『王道』

 朝3時起床。寒行も残すところ4日。剣道に身も心も浄化されて行くのを感じます。中3の娘は高校受験を明後日に控え、よくここまでたんたんと寒行を重ねてきたと感心します。
 すばらしい1冊の本と出会いました。
『伝説の入江塾は、何を教えたか(祥伝社)』大阪にあった灘・東大とつぎつぎに合格者を出した日本一有名な学習塾の話です。人間教育を大切にされながら学問の本質(王道)を指導され、かつ実績を積まれたことに感動しました。

受験への勉強とは、秋空のもと、満身の力を込めて、大海に投網を打つようなものだ。
できるだけ大きく場をひろげて、すべての単元を、同じウエイトで、同じきびしさで、ぐいぐい手もとに引きつけて、最後には、ガッチリと把握しつくさねばならないのである。いやしくも、傾向をさぐって“ヤマ”をかけることなど、許されるべきことではないのである。
少年の“伸び”は、その環境づくりの直接の責任者として、両親の責任がいちばん重いと言わねばならぬのではなかろうか。
日々の成績や、周囲の意見に、心を惑わされて、そのつど、わが子の将来に危惧を感じる、そんな母親こそ、わが子をそこなう母親ではないだろうか。(手本になる母親たちの行動)
真の「自信」とは、「謙虚な自信」でなければならぬ。「反省のない自信」は、うぬぼれになる。「軽はずみな自信」は、あとで逃げを打たねばならぬから、無意識のうちに、「弁解」を用意している。

以上抜粋

子育て、孫育て?理想の母親・父親像に、一生涯色あせない人間教育のBibleです。うどんすき美々卯の社長も塾生からの人気絶大。「鬼の薩摩」として登場 しています。
(催し会場に数冊ご用意いたします。)

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